56.教習所での決意表明
気付いたらいつもお久しぶりです。どうも鶏皮です。
気付いたら桜が咲いて桜が散って、
気付いたら元号なんかも発表されちゃってましたね。
令和になっても当ブログをよろしくお願いします。
さて、今回は特段大きな「やりたいこと」を成し遂げた訳ではないので
つらつらと近況報告をしに参りました。今日はちょっと長め。
近所の教習所に行ってきたの巻
完結に言うと、まだ通ってはいません!
紆余曲折ありました…。聞いてくれ…。
さぁ、昇格試験も終わって落ち着いたし、
やりたいこと56番目である二輪の免許を早速取りに行こう!と
最初は息巻いていたんです。が、
やはりどうにも、高い買い物。大きな決断。親(父親)の反対。死と隣り合わせの危険な乗り物。女子人口の少なさ。
掘っては掘っては出てくる様々な問題を前にして、本当に必要なのだろうか?
アラサーにもなって車すらまだ持ってないのにバイクに挑戦してる場合なんだろうか?
乗ったらすぐ死ぬんじゃないだろうか?(極端)
と、ずーっとぐるぐる悩んでおりました。
そんな感じで、心がまだ追いついておらず、覚悟もできていないにも関わらず
既に知り合いに安くバイクを売ってもらえる商談だけは進んでしまっていて、
後にも先にも退けない状況にいささかグッタリしていました。
そんな気持ちの中、とりあえず話を聞くだけ聞こうと思い、
先日自宅から一番近い教習所に行ってまいりました。
「引き起こし」で感じてしまった圧倒的恐怖
私が取りたいと思っている免許は「中型二輪免許(MT)」です。
教習所で入会や料金の話を聞き、まず女性の場合は(男性もやるのかもしれないけど)
400ccの倒れたバイクを自力で引き起こせるかどうかの確認をするということで早速実際の引き起こしに挑戦してみました。
ウンともスンとも言いやがらねぇ(^ω^)
身長168cm、体力勝負の仕事7年目。正直、力には普通の女子よりも自信がありました。
教習所の先生の呆れも混じった「もっと腰を使って」「力で上げるんじゃなくて、起こすイメージ」などの声もむなしく、重さ200kgのバイクビクともせず。
跨って少し左右に揺らしただけでも支えられないほどユラユラする始末。
もしこんな重い車体と一緒に倒れようものなら一体どうなってしまうんだ…。
簡単に言うと、この時点で私は完全に恐怖に飲み込まれてしまいました。
また、教習所の方からは「女性で二輪の免許を取るのは正直大変。
規定時間ではほぼ絶対に終わらないし、延長料金がどれくらいかかるかわからない」と釘を刺され、完全に意気消沈してしまいました。
「こりゃ二輪の免許は無理や…安く売ってくれる知り合いに土下座して謝るしかない…」と小さな背中でその日は教習所を後にしました。
しかしどうにも燻る気持ち
この日の夜は大変でした(笑)
生理という二段階精神追撃のお陰もあり、久しぶりに悩みに悩み、落ち込みに落ち込み、
夕飯の準備もままなりませんでした。チキンラーメンだけ食べた(笑)
もうバイクは本当に諦めようか。
いっそあまり欲しいと思ってないけど車を購入するべきなのか。
安く売る商談ががっつり固まってしまっている知り合いに合わせる顔がないんだけどどうすればいいのか。(←これ結構重要な問題でした)
以前から思っていた「乗ってみたい・やってみたい」気持ちはどこ吹く風、
腹の中には不安だけが残り、どうにも苦しい夜でした。
ただ、ほんの少しだけ「本当にこれで諦めていいのかな」という思いもあり、
自宅からは少し遠いですが、学生時代、車の免許取得のために通っていた別の教習所の話だけもう一度聞きに行こうと決めました。
別の教習所で前向きになれた話
そして今日、最初に行った教習所とは別の、
学生時代に通っていた慣れ親しんだ教習所にまた足を踏み入れました。
まさかまたここに来ようとは・・・。実に10年ぶりです(笑)
私はここの教習所が好きでした。
設備がキレイということもありましたが、先生達が皆優しくて熱心で、気さくに話しかけてくれる場所でした。
10年前、車の免許を取るときも同じように悩みに悩んで苦しんで、結局取ることを決めました。
今やバリバリのペーパードライバーではあるんですが、ここの教習所で免許を取ったこと、ここの教習所に通って頑張ったことは全く後悔していません。
以前同様、また入会や料金プランの話をしました。
私はここの卒業生なので若干の割引が効くこと、現在規定時間を越えても延長料金がかからないキャンペーン中であることを説明され、少し自分の心の重りを軽くすることができました。
そしてここでもまたバイクの引き起こしを一度やらせてもらえることになりました。
引き起こすバイクの元へ向かう途中、10年前の私同様、様々な車種で練習している人たちが大勢いました。
その中に、私よりも幾分小柄な女の子が普通二輪の教習を受けている姿が見えました。
「最近は女性ライダーの数も多くなりました。インストラクターの先生で女性の方も何名もいますよ」と付き添った先生が教えてくれました。
私は今までの出来事をその先生に話しました。
乗りたい気持ちはあったけどバイクが引き起こせなかったこと。
それによる恐怖に飲み込まれてしまったこと。
ショックと不安でバイクに対して前向きな気持ちでいられなくなったこと。
そうすると先生は「せっかくやりたいと思ったんだから是非やってみたらいかがでしょう。サポートしますよ」と言って下さいました。
向こうは商売なんだからそりゃそう言うに決まってるよね。という思いはあったんですが、この言葉で
「そもそも私がバイクに乗りたい理由ってなんだっけ」
という原点に立ち返ることができました。
そもそも私がバイクに乗りたい理由
そもそも私が二輪に興味を持ち、バイクに乗りたいと思うには3つのきっかけがありました。
1つ目が金沢旅行でした。
足がないが故に、行きたいところに行けない悔しさを身を持って実感しました。
2つ目が北海道旅行です。
ブログ記事には綴っていないのですが、日本の最北端・宗谷岬は
土地柄バイカーの方が数多くいらっしゃいました。
その行く途中のコンビニで私は発見したんです。
大きい荷物を抱えた女性バックパックライダーの方を。
それはそれはもう格好良かったんです。私もああいう女性になりたいと思ったんです。
男とか女とか関係なく自分の行きたいところに、自分の力で行く。
私はプライベートでも仕事でもまだまだ何かあったらすぐ人をアテにするところが抜けません。
普段女扱いされることを嫌うくせに、何か問題があったときすぐ内心で「女」であることを盾に使うところが正直大いにあります。
そんなところがとても嫌いなのです。
だからこそそんな女性ライダーの方がひどく眩しく見えたのを今でも覚えています。
私もバイクに乗って自分の力で、北海道で見た風力発電のように
大きな風力発電群を走って見に行きたい!と強く強く強く思いました。
3つ目が彼の存在です。
彼はバイク乗りです。バイクが好きで高校生の頃は学校が終わってはすぐ家に帰り、
毎日毎日バイクに乗っていたそうです。
私がバイクの免許取得を検討していることももちろん知っていますが「いつか一緒にツーリングに行きたいね」と話をしています。
声を大にして言う。
そりゃ好きな人とツーリング行きたいっすわ!!!
絶対楽しいだろ!!?
という思いもあるけれど、それとは別の思いもあって。
私達はデートに行くとなると彼が必ず車を出してくれます。(そりゃそうだこちとらペーパーだから)
バイクで出かけたときも後ろに乗せてくれました。とても有難かったし、嬉しかったです。
でも私はいつだって車に乗せてもらう存在。バイクに乗せてもらう存在。
まるでおんぶに抱っこのような状態で常に申し訳ない気持ちもありました。
せめて自分で自分自身を運べる手段を持って、少しでも彼と対等な場所に立ちたいと思ったのもきっかけのひとつです。
前述の話に戻りますが、教習所の先生の話を受けて
「なぜ私がこれをやりたいか」という大事な部分を思い出すことができました。
前向きな気持ちでリベンジした引き起こし
人の気持ちとは不思議なものでですね、先日あれほど起こせなかったバイクが
起こせました(笑)
多少先生のサポートは受けたものの一発で起こせたのです。
先生からも「問題はなさそうなので、あとはご自分の気持ち次第ですが教習は受けられますよ」と言ってもらいました。
可愛げのない168cmなので幸い、足はベッタリ地面につけられますし(笑)
やっと覚悟が生まれたというか、少し頑張ってみようかなと思えるようになりました。
不安を挙げればキリがなくて、その不安が完全に消えたわけじゃありません。
初めて家を出たときもそうでした。
一人暮らしなんてやっていけるんだろうか。お金もなくなって大後悔するんじゃないだろうか。
でも今もなんとか暮らして行けてます。
彼に告白するときもそうでした。
本当に好きかわからないのに告白して後悔するんじゃないだろうか。フラれてズタズタに傷付くんじゃないだろうか。
でもちゃんと日に日に「好き」が増して、もうすぐ交際半年が経とうとしています。
失敗したり後悔したりするかもしれないけど、1mmでも「やりたい」と思って
踏み出した一歩は結局後悔せずに今に至っています。
今までそういう一歩を何度も踏み出してきたんだから、今回もせっかくだから踏み出してみようと思えるようになりました。
せっかく「やりたいことをやる」ブログを書いているんだから。
バイクに関しては命に関わることなので、そこだけはこれからしっかり学んで
充分に気をつけて、今まで見たことのない景色を見るために・経験を得るために
頑張って免許取得しようと決めました。
ハイ長い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
決意表明が長い!!!!!!!!!!!!!!!!!!
許せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大きな決断が苦手マンにとってはとてもしんどい日々だったんです。伝われ。
相変わらず父は反対していますが、娘の気持ちを尊重してくれる母は応援してくれているので、教習所通います!
ツーリングもしたいしな!
夜も更けてきたのでこのへんで。
誤字確認と文章確認再編集の時間はまた明日以降行おうと思うので
文章が支離滅裂なところもあるかもしれません。お許しくださいませ。
それではおやすみなさい