18.日本の端(宗谷岬)に行ってきた③
こんばんは、鶏皮です。
さぁそろそろ記憶も曖昧になってきたのでガンガン書きますよ!!
前回の続き第3弾です。
ようやく目的地であった宗谷岬のことが書けます(笑)
まずはとにもかくにもこの動画を見て頂きたい。
私はこれをやりたいがために遠路はるばる稚内までやって来たわけです。
宗谷岬自転車移動断念の後悔
9月4日。旅2日目。
竹本君に比べれば断然距離が短いですが、旅のメインである稚内~宗谷岬間の自転車移動を台風接近とヒグマへの恐怖でいとも簡単に断念し、路線バスで移動しました。
ちなみに稚内駅~宗谷岬間は約32km。自転車で行くと2~3時間ほどかかりますが、バスだと1時間もしないで到着します。
ということで、
あっという間に日本のつきあたりに着いてしまいました。
さすが路線バス…
なんの苦労もなくあっけなく着いてしまいました。なんなら移動中ちょっと寝てた(笑)
(前日のトラブル編でぐったりしてたのもあって笑)
生まれて初めて日本のてっぺんに来た最初の感想は、「感動」でも「興奮」でもなく
当初の目的を果たして、苦労して辿り着きたかった…!という「後悔」でした。
もっと心の底から地の果てを楽しみたかった、という思いでした。
「聖地巡礼」というオタク的旅の魅力
実際、原作と照らし合わせるとより竹本君が本当に
この地に降り立ったんだということが感じられてそれにはとても興奮しました。
宗谷岬の裏手にある高台にも登りました。
動画で竹本君が登っていた建物2階の展望台のような部分は、今は入れないようになっていました。
私は、好きな漫画の聖地巡礼旅というのを今までも何度かやったことがあります。
(シャーマンキング聖地を求め、島根・出雲や青森・恐山に。
おおきく振りかぶって聖地を求め、埼玉浦和近辺を回ったりなど)
旅行好きになった元々のキッカケも聖地巡礼で色々回るようになったのが大きいです。
主題歌をたくさん詰めた音楽フォルダをイヤホンから流し、
原作を開き、同じシーンを照らし合わせ、景色を見つめながら
その世界観に足の先から頭の先まで浸る。
聖地巡礼旅をしていく中でこの瞬間が最も楽しく、幸せで、充実している時間です。
その瞬間、私は間違いなく「自分が大好きで大好きでたまらない漫画の世界の中」に存在しているのです。
自分の好きなキャラクターたちが確かにここに存在していた息を感じられるのです。
(大丈夫?引いてない?笑)
当ブログを以前より読んでくださっている方には周知の事実ですが、
鶏皮は二次元の世界に行きたくて行きたくてたまらないタイプのオタクです(笑)
つくられた「世界」の中に入り込んでみたい欲を常に持っています。
空間や世界観をデザインするインスタレーションアートが好きな理由も全てここに帰属します。
聖地巡礼はその全ての欲をこれでもかという程に叶えてくれるのです。
ましてや入り込める世界が「自分の好きな漫画の世界」です。
楽しいに決まっているのです。
不完全燃焼とリベンジ
さて、ここで熱く「聖地巡礼の魅力」を語りましたが
ここまでの道中はその想いとは裏腹にのうのうと路線バスでサクッとやってきてしまった訳です。
そのとき私は「なんて自分らしい旅だ…」と思いました。
いくら天候といえど、当初の最大の目的だった自転車移動をあっさり捨て、簡単に行けるバスを選んだ。
それでも最終目標である宗谷岬には着けたので、前回の記事のようにいかにも頑張って辿り着いたかのようにのたまう。
根性なしで大変そうなことはすぐビビって放り投げ、
そのくせ見栄っ張りで大したことじゃないことも大きな声で言う、
自分そのもののような流れだなと無性に悔しくなりました。
せっかく遠路はるばる最果ての地に来ても、
始め素直に感動できなかったのはこの思いがあったからです。
自分が最初に夢見てたプランくらいきちんと全うする旅をやりたかった…。
移動手段が自転車かそうでないか。ハタから見たら大した問題じゃなくても、私の中ではなにかプライドのようなものが関わっていました。
そんなメンドクサイ聖地巡礼オタクが意気消沈しているところに飛び込んできたのは…
「レンタサイクル貸し出します!」の看板でした。
④へ続きます。
どうにも長くなってしまいすみません。
短めの文章の方が、こまめに書くことができて更新頻度を上げられることに気付きました(笑)
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