番外編:人嫌いのアラサー喪女が「おっさんずラブ」から学んだこと

 はい、こんばんは鶏皮です。

 

さて昨日で現在ドハマリしているドラマおっさんずラブが最終回を迎えました!

 

開始15分前から緊張で腹を壊し、トイレを行ったり来たり。

いざ始まると、怒涛の展開、あんなに欲しいと思っていた続編や劇場版など必要ないと断言できるほどのラスト。

文字通り涙腺は決壊し、最終的には腰を抜かして立てなくなり、放送終了後床に倒れこみ、泣きながら友人に電話するという

正気の沙汰とは思えないような状態になりました。

 

とりあえず秒でDVD-BOXを予約し、眠れない眼を2時間近くこすりながら

午前3時ごろやっと眠りにつけたという感じでした。

 

 

約1日経って少し落ち着きましたので、

ここで思いの丈を吐き出しておこうと思います。

※巷にあるような物語に触れたドラマの感想というような記事ではないです。

ほとんど自分語りで、自分の気持ちを整理したいがために書いているのでそういうの要らない方は全然読まなくていい内容です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このドラマの素敵なところって

登場人物みんなが「自分より相手を思いやる」ところなんですよね。

春田は自分のことよりいつだって目の前の相手のことを考える。

牧や部長やちずは自分のことより春田の幸せを考える。

武川さんは自分のことより牧の幸せを考える。

蝶子さんは自分のことより部長の幸せを考える。

 

自分のことより相手を思いやれる気持ちって

なんて素敵なんだろうってボロボロ涙流しながら思いました。

観ているこっち側からすれば

「もっと自分のこと考えなよ!自分の気持ちに正直になってよ!!」

とヤキモキするんですが、

相手のことが好きだから。相手のことが大切だからそうもいかない。

 

 

いつだって自分のことばーーっかり考えてる私には

感じたこともないような感情です。

自分のことを差し置いてまで誰かのことを本気で考えたことなんて今まで一度でもあっただろうか?

多分ないような気がします。

だからこそこんなにも相手を思いやれるこのドラマの登場人物たちをすごく羨ましく思いました。

私もこんな風になりたいなと思いました。

もっと人のことを思いやれる人間になりたいって思いました。

 

たかがドラマに影響されて思っただけのミーハーと言われればそれまでですし、

実際そうです。影響されやす子の戯言です。

この気持ちをずっと持続できるかどうかもわからないけど、でも、

この「おっさんずラブ」を毎週観て、最終回を観て、めちゃくちゃ泣いて、

多幸感に溢れて、たくさんの幸せをこのドラマから貰って、

そうなりたい!と思ったことは事実なわけです。

 

私はすぐ自分のことでいっぱいいっぱいになり、人に冷たく当たってしまいます。

「怖い」とか「怒ってる?」とかしょっちゅう言われます。

それぐらいアタリがキツイタイプの人間です。自覚もあります。

でもこういう性格だからしょうがない。と思ってました。

でもこれからは余裕がなくて人にキツく当たりそうになるとき、

きっとこのドラマのことを思い出します。

 

いつだって春田の幸せを願った牧のことや、

部長やちずや武川さんや…いやーーもう書き切れないけど!

書き切れないけどこの「おっさんずラブ」に出てきた皆のことを思い出すと思います。

「あんな素敵な人達になりたい」って思ったことを思い出すと思います。

そこでひとつブレーキを踏めるような気がします。ていうか踏むようにします!!

もうさぁ!ミーハーでもいいじゃない!!

 

それぐらい自分の中で、人生観(?)に大きな影響を与えるドラマでした。

 

あともうひとつは「人を愛すること」ってめちゃくちゃ素晴らしいことだと改めて感じさせてくれるドラマでした。

男同士だから好きになっちゃダメとか

年齢差があるから好きになっちゃダメとか

そんなものあるはずがなくて「あなただから好きになった」「あなたという"人"を好きになった」っていう

「人を好きになる」ってどういうことかっていう根本を改めて教えてくれました。

 

喪女だから以前は婚活してたわけですが、

婚活なんてしてるとなにもかも「条件」が先なんですよ。

どんなにその人となりを見ようとしてもどうしても「条件」という情報が目に飛び込んでくる。

年収がいくらとか年がいくつとか大卒なのかとか住まいはどこなのかとか。

そんなことばっかり続けてるともう感覚がよく分からなくなってしまうんです。

「この人素敵」と思う前に「でも年が、職業が、学歴が、」って目がどうしても入ってしまう。

 

この年(30間近)の女性って多かれ少なかれ、そういうところあると思います。

もう結婚も視野に入る年なんだからドキドキする人なんて言ってる年齢でもないでしょって言われたこともあります。

でもそんなのって寂しいし、なんか違うし、疲れるし、「好き」という感情すらもよくわからなくなるし、なによりつらい。しんどい。なにも楽しくない!!!

 

牧は「春田さん」だから好きになったし、

春田は「牧」だから好きになった。

お互いがお互いと一緒にいたいと思ったから一緒にいる道を選んだ。

部長が「神様の前で嘘はつけないね」と言ったように、

余計なもの全部とっぱらった自分の本当の気持ちが向いた先が

本当の好きな人なんだなってすごく思い知らされました。

 

幼稚園や小学生の頃当たり前にできていた

自分の感情の赴くままに思った「誰かを好き」になる気持ちが

年をとるにつれて全然できなくなってしまっていたんだと気付かされました。

 

最近世の中不倫のニュースばかりだし、

職場の既婚者の先輩もいつもお嫁さんの愚痴と離婚したいが口癖だし、

恋愛ってなんだ。結婚ってなんだ。

喪女でなんの経験もないから余計にわからなくなってきて。

すごく素敵なものだと思ってたのに

少し覗いてみればそうじゃないことばかりが目に付いてすごく嫌になっていました。

恋愛も結婚も全然素敵なことじゃないんだって。

(そりゃ素敵なことばかりじゃないとは思うけど)

 

巷で流れるラブソングなんか聞いても

「こんなの全部フィクションじゃん。現実全然違うじゃん」って失望にも

似たような感情さえ持っていました。

 

でも本来、人を好きになるって

もっともっと素敵で素晴らしいことだよなぁってことを

思い出させてくれたドラマでした。

 

小学生の頃、好きな人と話ができるだけでも嬉しかった。

話せなかったら落ち込んだり、優しくされたら舞い上がったり。

その人の親がどんな職業なのかとか長男なのか次男なのかとか

そんなこと一切考えずに。

このドラマの場合だったら「男同士」であることなど一切とっぱらって。

幼少の頃に経験した本当の意味で「人を好きになる」気持ちを

丁寧に丁寧に描いてくれた作品だと思います。

 

 

このドラマを観て、

「恋がしたい!」とか「好きな人が欲しい!」とかいう前に

余計なものをとっぱらって「人を好きになりたい」と思いました。

それは男女関係なく。恋愛感情あってもなくても。

 

「人に興味が持てない」ことが長年のコンプレックスでした。

イジメられた経験もあるので人は自分のことを傷付けてくるから嫌い、ぐらい思ってました。

でもなんだかそんな考え方を本気で直したいと思いました。

 

なにか大きな行動を起こしたわけではありません。

とあるドラマにハマって毎週テレビの前で泣いてただけです。

でもたったそれだけのことですが、自分の中では大きな大きな出来事でした。

気付けなかったことや忘れてたことを教えてもらい、

「変わりたい」と思わせる力をくれました。

 

感謝してもしきれないです。

おっさんずラブ」に出会えてよかったです。

リアタイでは5話からというかなり後半からのファンでしたが、毎週毎週

春田さんと牧くんをはじめ皆の恋をテレビの前で応援できてよかったです。

色んなものを乗り越えて最後幸せそうに抱きしめ合う2人をこの目で見ることができてよかったです。

 

このドラマを作り上げてくれたスタッフ関係者の方々と

そして何より素晴らしい演技で視聴者の心を引き込んでくれた

役者さんの方々に改めてありがとうございました。お疲れ様でしたと言いたいです。

 本当に素敵なドラマを作ってくれて、ありがとうございました。

幸せな気持ちにさせてくれてありがとうございました。

 

円盤購入、LINEスタンプ、オリジナルフォトブック他…

春田さん牧くんご結婚のご祝儀としてお返しさせて頂きます。(オチ)

 

良かったらクリックお願いします^^

にほんブログ村 その他日記ブログ 干物女・喪女日記へ