49.「おんなのこきらい」観ました

はいこんにちは。鶏皮です。

真昼間からお送りしております。

今日は休日なので50リストにもある「葛飾・柴又に行く」をやりに行こうかなぁ

とも思ったんですが風が強かったんで、家で大人しく映画を観ることにしました。

 

映画というとたしなむ程度にたまに観ますが、

それこそ映画人!というほどめちゃくちゃ映画を観るわけでもなく。

まぁオタクですのでもっぱらアニメ映画やアニメ実写映画を観に行くことが

割合的には多い感じです。(今年はBLEACH銀魂二期も劇場行くよ!)

 

今年はこの死んでる感受性に水を与えるべく、色々映画を観ようと思っています。

50リストにも映画レポを書いていきたいと入れているので早速観ました!

 

「おんなのこきらい」を観たよ!

 


『おんなのこきらい』予告編(New Version)

 

2015年に公開された森川葵さん演じる「顔が可愛いだけがとりえ」のキリコが

主人公の恋愛映画(?)です。

予告動画を観てからかれこれ1年以上前くらいから観たいなぁと思っていた映画です。

(早く観ろ)

 

そこまでネタバレらしいことも言ってません。

感想というよりは映画をテーマにまたお得意の

自分語りをつらつらと述べてる感じです(笑)

※あまりいい評価で述べてないのでこの映画大好きな人は見ない方がいいです!

 

 

 う…、う~~~~~ん。(第一声)

 

顔が可愛くて、周りの男達にちやほやされて育ってきた女の子が主役なんですが

そういう経験が全くないため(笑)感情移入がめちゃくちゃ難しかった、というかできませんでした!

終始共感できないの嵐。

なにより映画に一番求めるものが「刺激」でも「興奮」でもなく

「リアリティ」と「共感」の私にとってはなかなかに難しい映画でした。

(なので洋画は一切観ないし、アクション・SF・ファンタジー系もまず観ないです)

 

メインのキリコ(森川葵さん)と

キリコの営業先で知り合い、初めはキリコのぶりっこな態度に嫌気が差しつつも

次第にキリコの本性を知った上で優しくする高山(木口健太さん)の演技力は非常に良かったです。

なんですが、あとのキャスト(特に女性陣)の演技力が・・・すぎて、

あまりの台詞の棒な読み方に内容が頭に入ってこないこともしばしば。(特にさやか)

 

そういう女性陣の演技や、演出全体を通して

「こういう演出でこのように感じ取ってもらいたい」という創作側の

裏の意図が明け透けに感じ取れてしまって、それも

この映画にのめりこめない原因のひとつでした。

 

あと森川葵さんは可愛らしいとは思うけど、こういうビッチ美人系の

可愛さとはちょっと違うかなという違和感もあり。

(「渇き」のイメージが強いこともあり、正統派カワイイよりは

ダークネスな印象なんですよね彼女)

 

と、まぁ内容・登場人物・演出トータルを通して共感できない部分の

オンパレードだったんですが、だからこそ感じたこともあります。 

 

この映画に出てくるような人達をいわゆるリア充と名付けるならば

私のような「非リア」とは全く見えてるものも感じていることも

行動も、なにもかも全てが違うんだなということ。

これがこの映画を観て一番印象に残った点です。

 

観終わったあとレビューサイトで色々と感想を見て回ったりもしたんですが、

結構「わかるわかる」とか「共感した!」って声も多いんですよね。

それにすごくビックリしてしまいました。

自分がこの映画を見て全編80分の中で1秒たりとも共感するシーンがなく、

「本当にこんな感情で動いている人間なんているのかよ!?」くらいに

思ってたんですが、一定数いるんだなということに驚き。

 

そらそうだ、逆にこういう方たちが「腐女子のつづ井さん」を読んでも

きっと1ページ1コマたりとも共感することなどないんだろう。

(私は逆に共感の嵐で「わかりすぎる。頷きすぎて首折れる」とかよく言ってるんですが笑)

 

キリコちゃんが男にフラれてボロボロになり、自宅で暴飲暴食して

荒れ果てる場に高山くんを呼び出すシーンがあります。

そこで高山くんが心配して駆けつけてくれて、ずっと介抱してくれる

というシーンがあるんですが。

これがもう~~わからない。

自分がそこまでボロボロになっている状態で異性をその場に呼ぶという心理が全く分からないです。選択肢の一つとしてまず頭の片隅にも浮かばない。

まず自分自身が「自分の時間」をとても大事にするタイプなので

こんなことで呼び出して相手の「相手の時間」を奪うなんて迷惑なこととてもしたくないし、

そんな汚い姿(心理的にも物理的にも)見せて更なる迷惑をかけるなんてとんでもない!って思う。

自分が面倒くさいという自覚があるからこそ、「面倒くさい」と思われることがとにかく嫌なのでまず自分でどうにかするという発想以外が浮かばない。

 

そこはキリコちゃんの「自分がめんどくさいっていう自覚ある!」

の台詞には共感しましたね。あ、共感するとこありましたね!(笑)

 

だからなんでしょうか、そういうキリコちゃんの行動を観て

「あ~やっぱりこういう人達は人間が好きなんだなぁ」と思いました。

リュークじゃないよ笑 リュークじゃないけど)

そんな状態でも誰かにそばにいて欲しいとか人と繋がっていたいと思うからこその

行動ですもんね。

 

当ブログの自己紹介的な記事でも述べましたが

私は人間に対する興味が極端に薄いので(全て二次元に吸い込まれた)

そういう発想がまず浮かばない。

多分同じような経験をしたら、そのあとアニメ鬼のように視聴してオタクすることで自己回復に努める。

そういうところが喪女の喪女たるゆえんなんですよね(笑)

 

なのでこの映画を観て「面白い」「面白くない」の前に

  1. 共感できる部分が全くないことを知った
  2. こういう価値観で生きている人も一定数いることを知った

という2点について知ることができました。

生憎自分の周りにもオタク気質が多く、こういったタイプの人がいないので

なかなか出会わない存在でありまして。

 

よく深夜の駅とかでベロベロに酔った女の子やら情緒不安定になった

彼女みたいな女の子が泣きながら男性側に意見を言って揉めてるシーンに

出くわすことってあるじゃないですか。男性側は静かに宥めてて。

ああいうの見ても「迷惑だな」とかそういうことを思うんじゃなくて、

単純に「なんでこういう公衆の面前で泣き喚いて自分の感情曝け出して、相手にぶつけられるのか全く意味が分からない」って感じだったんですが、

この映画を通して女の子側はきっとキリコちゃんのような価値観で動いてるんだなって

なんだか妙に納得しました。

 

昔よく友人達と「オタクとリア充の女の子じゃ、まるで文化や価値観が違う。

話す言葉や話し方も方言のように違うし、まるで外国人!」みたいな

話をしたことがあるんですが本当そうだな~と思いました。

んーなんていうか差別とかじゃなくてね、

年も変わらないような女の子で住んでる国が違うわけでもなく、学校だって

別に普通の学校だし受けている教育が違うわけでもないし

同じように同じような日本という場所で育っても

本当考えてることとか価値観とか全っ然違うんだなって。

 

 そこがひとつ勉強になったというか、新しい価値観知れたなと思いました。

そして世間でよく「結局男はこういう女が好きなんだよ!」って言われているのが

キリコちゃんのような女の子なのかなと思いました。

 

ただやっぱり喪女だろうが、人間同士の触れ合いに対して希薄だろうが、

こういう女がモテないと分かっていようが、

 自分の機嫌は自分で取って自家発電できるような奴になりたいもんだなと

改めて思いました(笑)チャンチャン

 

 これで終わりなんですが、あまりにも共感できないを連呼しちゃったんで(笑)

じゃぁオメーは何なら共感するんだよ!この非リア!!ということで

続きに一応今まで観た映画で共感して「わかる…;;;」ってなった

映画ちょこっと並べておきました。

興味があったら観てみてね。

 


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映画『桐島、部活やめるってよ』予告編

松岡さん演じる沙奈のように性格の悪い学生でした・・・。

キリコの「カワイイ信者」のように「スクールカーストの上位にいる」こと

だけにしがみついていた十代を思い出します。

 

 


映画『ビリギャル』予告編

 あまり優等生というタイプでなく、先生にすごく嫌われていて

「お前みたいな問題児」、何かあればすぐ「どうせお前だろ」という偏見をずっとくらっていたのでそのときを思い出して号泣しました。

 

 


『何者』予告編

バリバリ氷河期世代で就活に命を燃やしてたいわゆる「意識高い系」だったので

そのことを思い出します。

 

 

 余談でありました(笑)