番外編:一人旅の魅力
こんにちは、鶏皮です。
世間は三連休明けですが私は二連休の始まりだよ!
はてさてダラダラと続いてしまった北海道旅行記ですが、
その3日間で大きく感じたことのまとめだけ最後に書こうと思います。
一人旅の魅力
一人旅を終えて帰ってくるとき毎回思うんですが、
一人旅って「あー楽しかった!」って感じではないんですよね。
友達同士で旅行に行くと、キレイな景色を見て
「うわめっちゃキレー!!」って言い合ったり、様々な場面で爆笑したり、
紆余曲折あれど最終的に残る印象って「楽しかった!」なんですが、
一人旅ではそう思うことってあまりないんです。
すごく表現が難しいんですけど、
「皆が皆、素敵で素晴らしいと思う景色を
さほど素晴らしいと思わなかったことを全身で感じられるのが一人旅の良さ」
だと思ってて。
すごくマイナスな言い方になってしまうんですが決してそういうことではないです。
友人や誰かと旅行に行くと、どんなに仲が良くてどんなに気心知れた相手でも
100%気を遣わないってことは無理だと思うんですよ。それがたとえ家族だとしても。
さほどキレイとも思ってない景色を見て「わぁキレイ」ぐらいは言うと思うんですよ。
少なくとも私は言います。
ここで「え、全然キレイでもないね」って言う方が野暮だし。
それに実際、人といるときは「自分の第一感情」よりも「人といる自分の第一感情」が優先されるので、ちゃんと本心から「キレイな景色だ」とも思ってるんですよ。
でも一人旅ってそれがない。
「さほどキレイと思わなかった景色」を「さほどキレイと思わない景色だった」とそのままの感想を自分の中に落とし込むことができる。
そうすると「皆は良いって言うけど私にはさほど響かない景色なんだな」ということを知ることができるんですよ。
そしたら「じゃぁ自分の心に響く景色を探しに行こう」と思えるようになる。
そして、そこで出会った景色なり、建造物なりを見て初めて
「自分はこれが好きなんだ」ということを知ることができる。
普段生活して働いてたりすると、「本当の一人」になる時間ってかなり限られてくると思うんです。
「人といる自分」が通常の自分になってしまって「人といる自分」の好きなものや嫌いなものしか分からなくなる。
たとえば皆が「あの役者は演技が上手くて良い」って言ってるから、自分も「あの役者いいよね」って言ったりすることありませんか?
本当に自分自身が「あの役者が良い」と心底感じた上での発言だったか、多分そんなこと意識することもなく言ったりしませんか?
そういう無意識のうちに繰り返してる日常の小さな場面が、少しずつ少しずつ自分の本当の好きなものや嫌いなものを分からなくさせていってるように思うんです。
ただでさえ今はSNSが盛んで、たくさんの情報や意見が否応なく耳に入ってくる時代だし。
そういうものを全部とっぱらって自分の本当の「好き」や「嫌い」に出会えるから一人旅がやめられないんだと思います。
だから一人旅の感想って単純に「楽しい」じゃないんですよね。
振り返ると「何が楽しかったのか全然わかんないけどめっちゃ楽しかった」が一番正解に近い。
伝えるのがめんどくさいから人に「一人旅って楽しいの?」って聞かれたら「楽しいよ」って答えちゃうけどね。←これも結局「人といる自分」の気持ちを優先させてしまった発言ですよね(笑)
今回の旅でいえば私の場合、「風力発電の風車」なんかがそれでした。
遠くで見たときの雄大さ、かっこよさ。近くで見たときの怖さ、不安さ、不気味さ。
全てをひっくるめて私の心の中の鐘みたいなものをガン鳴らしされてる感じでした。
決して「キレイ」や「素敵」と思ってるわけではない。でもどうしても目が離せない。
いくら見ても見飽きない。実際40~50分くらい一人でひたすら風車眺めてましたしね(笑)
そこで初めて「風力発電の風車が好き」だという、28年間生きてきた自分でさえも知らなかった自分の「好きなもの」を知ることができました。
一人旅をすればするほど、そういう今まで知らなかった自分の「好きなもの」がたくさん増えていくのが新鮮で楽しくて楽しくてたまらないんです。
そしてそれに出会えるにはやっぱり「一人で旅に行くこと」が重要なんです。
だからまた早く行きたくて行きたくてたまらなくなってます(笑)
ワクワクがすごいんですよ。
だって自分の知らなかった「自分」に出会えることが100パー約束されてるんですよ。
「家族といる」自分でもなく
「友達といる」自分でもなく
「職場の人達といる」自分でもなく、
普段なかなか遭遇しない「自分である自分」と向き合いまくれる。
そんなんワクワクするに決まってるでしょ!
次はどんなことを感じられるんだろうとか、どんなことを知れるんだろうって。
楽しくなくても良いんですよ。「こういうことは楽しくない」って知ることがもう楽しいから(笑)
こんなに良いものをバンバン人に薦めてあげるほどお人好しではないので
「一人旅なんて寂しくない?」なんて言う人に魅力を語ることなんて絶対しませんが(笑)
本当にこんなにも楽しいことを「寂しい」なんかで片付けちゃうのは損だよ~!!!
と思っています。
みんな旅に出よ!!
病み付きの「恐怖」
前もちょろっと言ったんですが、
今まで一人旅は何度もしたことがありますが一人で本州を出た北海道に行ったのは今回が初めてでした。
楽しみではありましたが、不安もありました。
実際着くと、道端を普通に鹿が歩いているという都心では絶対ありえない光景に、
ワクワク半面、なんかあったとき一人じゃ太刀打ちできない不安もありました。
もし熊が出たら?高波に襲われたら?台風が直撃したら?地震に遭ってたら?
私以外誰もいないだだっ広い平野で自然災害なり動物災害なりなにか起きたら?
今回の旅は、今までの旅以上に「不安」や「危険」を感じる場面が多くありました。
京都や金沢などの観光地と違い、ちょっと山奥に入ったり、ちょっと外れに入ったりすると
あっという間に「ひとりぼっち」になるんですよ。さすがでっかいどう。
あっという間に「一人」と「一頭」とかになるんですよ!!!(笑)
(写真だと一人と三頭ですけど!)
ただ、これが良いのか悪いのか分からないんですが
その「圧倒的恐怖」が少し病みつきになってきているみたいです。
普段生きてて、「身の危険」を感じることなんてそうないじゃないですか。
通り魔とかは別にして、ボーっと生きてても急に危険になることなんてまずないし、
すごくドキドキしたりハラハラしたりすることもそうそうない。
でも大自然の中ってちゃんと知識を持って、ルールを守って、真剣に生きておかないと
あっという間に隣に「死」があるんですよね。
山の中で野生の鹿と1対1で対面したときも思ったんですが、
いくら大人しい鹿といえどあの鋭く大きな角が刺さりでもしたら
私なんてあっという間に死ぬんだなと。
ここにいるのは動物園の動物なんかじゃなく、入園料払って見てるんでもなく、
人間と動物っていう対等な立ち位置でいるんだということをまざまざと感じさせられました。
この北海道旅行に限らず、ここ数年は旅程がだんだんとアウトドア化してきて
牢獄みたいなログハウスでムカデと対峙した挙句、河原で寝たり、
ブログには書いてないのですが、去年長崎の無人島に行った際、漁師さんの計らいで小型漁船に乗せて貰って大シケの荒波を死にそうになりながら進んだり、
そういう普通じゃ味わえない経験をすることが増えました。
(これ去年の写真です笑)
そういう恐怖に直面してる最中は
「もうやだ!!ムリ!!怖い!!一生都心でオシャレしてパンケーキ食べて過ごしてやる!!」ぐらい思ってるんですが(笑)
いざ都会に帰ると、あのときの「恐怖心」や「不安」の感覚がどうにも忘れられなくて
心ここにあらずというか、またあの感覚が味わいたいみたいな感じになってるんですよね。
月並みなんですが心底「怖い!」と思うからこそ初めて「生きてる!!」って感じることができるみたいな…。
そういう非日常体験をしてしまったらもう普通の生活には戻れないというか、
発言が冒険家みたいになってるけど大丈夫???
勿論そういう身の危険だけじゃなく、宗谷丘陵で感じた
「絵画に閉じ込められてる」ような恐怖心なんかも忘れられないもののひとつです。
平野にしろ動物にしろ大自然に対する「人間一人がどうすることもできない圧倒的すごさ」みたいなのが病みつきになってるんだと思います。
やっぱり"恐怖心"ってなによりも「強い感情」だと思うので、
普段の生活じゃ感じられないほど心が真剣になるのが新鮮でやめられないんだと思います。
なので最近は心ここにあらずで仕事して「早く山行きたい森行きたい…」
って思うようになってきてます…。
大自然への知識はまだ全然ないのでこれから場数踏みながら培っていきたいなぁと思ってます。
本当どこに向かってるんだ鶏皮よ…
自分の好きなものに素直にベクトル向かわせてる結果がこれですよ。
なので長々と語ってしまいましたが、
この北海道旅行を総括して一言で言うとするならば
「なんか新しい扉開いちゃった…」
これに尽きます。
ありがとう北海道!
また会う日まで!次は知床行きたいな!
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18.日本の端(宗谷岬)に行ってきた⑤
こんばんは、鶏皮です。
さて、そろそろ終わりが見えてきた北海道旅行記第5弾です。
今回はちょっとオカルトっぽいので苦手な人は注意してください。
こちらの記事の続きです。
この旅一番の恐怖体験
前回の記事では、やっと手に入れたレンタル自転車で丘陵内をビュンビュンひた走り、
牛の命の大切さを感じたり、風力発電風車の偉大さに驚いてたりしてました。
前置きとして言っておきたいのですが、
この間ずっと一人なんですよ。
東京ドーム320個分の途方もない平野にアラサー喪女が1人。
だんだん心細くなるというか、
だんだん不安になってくるというか、
だんだん頭おかしくなってくるというか。←コレ。
走れど走れど人一人いない。
あるのは空、海、牧草、牛、風車のみの世界。
前を向いても横を向いても後ろを振り返っても同じ景色。
果たして前に進めているのか?
ゴールはどこにあるのだろうか?
そもそもゴールなんてあるんだろうか?
1時間以上、誰とも遭遇せず自転車を漕ぎ続けていると、
次第に「恐怖」にも似た心のザラつきを強く感じるようになりました。
一体何に対して心がザラついているのか必死に答えを探しながら進んでいたとき、
ふっとその答えが降りてきました。
「絵画の世界に閉じ込められている」
強くそう感じているから今、めちゃめちゃ心がザラついていることに気付きました。
このときは本当に「絵画の世界に閉じ込められているような気分」とかそういう感覚ではなく
本気で「絵画の世界に閉じ込められてしまったんじゃないか?」と確信にも似た恐怖心を感じていました。
(出典:https://artexhibition.jp/prado2018/highlight/)
まさに国立西洋美術館とかに飾られているような絵画の中にいるんじゃないだろうか?
気付いていないだけで自分も描かれた人物の1人に過ぎず、
この広い世界も実は額縁の中で、外からたくさんの人が鑑賞しているんじゃないだろうか?
そんな感覚が恐怖心の正体でした。
今まで、直島旅やVR体験など様々な場面で異世界に入ったような錯覚に陥って楽しんでいましたが
今回はそれらの比ではなく、本当に異世界に行ってしまったんじゃないかと思わせるほどの感覚に陥りました。
よく本や漫画でも「別世界に入ってしまった!」的な物語は王道でよく見かけますが、
もし本当にそんな体験が自分に降りかかったら
そのとき感じることは「楽しい」でも「ワクワク」でもなく「怖い」なんだなということを身をもって知りました。
思い返せば、このときの不思議な体験がこの北海道旅行一の自分へのお土産になったなという感じです。
それぐらい忘れられない体験でした。
このような感覚は最終日、稚内空港近くにあるメグマ沼湿原散策をしたときにも
体験することができました。
天国へ続く道のようなメグマ沼湿原散策
メグマ沼は稚内空港の目と鼻の先にある大きな沼です。
フライトまで時間があったので稚内を旅立つ前にふらっと立ち寄ったここも
個人的にはなかなかインパクトのある場所でした。
目的のメグマ沼にたどり着くまでには延々と原生湿原の中を歩いていくんです。が、
見てよこれ
もう黄泉への入口としか思えなくない???
ここも宗谷丘陵同様、前見てもこの景色。振り返ってもこの景色。
このときはちょうど2時間ほど前に台風21号が稚内を過ぎ去った頃で、
まだまだ暴風圏内にいる頃でした。
この細い細い一本道をミシミシ言わせて歩きながら、
上を見上げれば曇天の強風。正直、かろうじて歩ける。ぐらいの強風でした。
もう怖いのか、雰囲気にのまれちゃってるのか、なぜかずっと笑いながら歩いてました。(アウト)
オカルトが好きなもので、オカルトっぽい感想になっちゃうんですが
自分がぼんやり想像している「死後の世界」にすごい似た雰囲気がありました。
(長崎県の野崎島に行った際も同じような雰囲気感じたんですが)
このままずっと歩いてたらそのまま天国に行っちゃうんじゃない?みたいな感覚にさえなりました。
実際はこの先もう少し進むと草木が自分の身長以上に鬱蒼と生い茂ってきて
このあたりもヒグマの目撃情報が確認されているので
ガチで怖くなって早歩きで空港に戻りました。
最後の最後までクマに振り回されて終わったわ!!!
この宗谷丘陵とメグマ沼での体験は多分一生忘れないだろうなと思いました。
本当月並みな感想ですが「北海道はでっかいどう」でした。
次回でまとめに入ろうと思います。
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18.日本の端(宗谷岬)に行ってきた④
おこんばんは、鶏皮です。
ドタバタ北海道旅行記第4弾です。
自分でも驚くくらいスペクタル大長編になってきてしまっていますが、
もう少しだけお付き合いくださいませ。
こちらの記事の続きです。
水を得た魚ならぬ自転車を手に入れた鶏皮
宗谷岬から歩いて1分もしないところに「BaseSoya」というツアーセンターがあり、
そこで1時間500円で自転車を貸し出していました。
今調べてみたらどうやら7月1日から期間限定でオープンしている施設のようですね。
ホント運がいいんだか悪いんだか
自転車で宗谷岬までたどり着けなかったことを自分の今までの人生になぞらえて
勝手に落ち込みまくるめんどくさいオタク、次第に息を吹き返してきました。
ちなみにこの自転車、電動自転車でして。
この旅で人生初の電動自転車を経験しましたがすごいですね。
坂道なんて後ろから2~3人くらい押してくれてるんじゃ…?という威力がありました。
めっちゃ感動した。
そんなスーパー電動自転車でのぼって宗谷岬を見下ろした景色。
いざ宗谷丘陵へ!
さぁせっかく「どうぐ:じてんしゃ」を手に入れたので、宗谷岬のほかに
行ってみたい!と思っていた場所に行くことにします。
それが「宗谷丘陵」です。
宗谷岬のすぐ後ろに1500ヘクタール以上広がる日本最北端の丘陵です。
東京ドームで計算すると大体320個分くらい。逆にわかりにくい!(笑)
ここ自体はハチクロの聖地でもなんでもありません。
それでもなぜ行きたかったかというと
「北海道といえば広大な大地!見渡す限りの平野!放牧された牛!」
というイメージを持っていたので、そのイメージを存分に味わいたかったからです。
今回は丘陵内の約18kmのコースを自転車で回ってきました。
広大な土地で感じたこと
丘陵内は本当に「これぞ北海道!」という景色でした。
さっきまで意気消沈していたのが嘘のようにテンションが上がる鶏皮。
道中ほとんど人とすれ違うこともなく、
ただただなにもない景色が延々と続く道をひたすら走りました。
あちこちで牛も放牧されていました。
宗谷牛という地元で名産になっている牛だそうです。
私にとってこの丘陵は、見るのも感じるのも今までになかったほど壮大な空間ですが、
この牛たちにとっては毎日を過ごす「日常の風景」なんだよなぁとぼんやり思いました。
こんな広大な土地で毎日生きている牛が、最終的にはスーパーで並んでいるような
"牛肉"という形になって今度は私たちの「日常の風景」の一部になってしまうんだなと感じたのが印象的でした。
改めて「(命を)いただきます」の意味をかみしめて、
日頃から食べるからには食事は残さず自分の血肉にせんといかんなぁと思いました。
そう感じられるほど、目の前の牛はしっかりと生きていました。
さらに自転車で進んでいくと、
たくさんの風力発電の風車群が見えてきました。
好きなもの…それは風力発電です。
今までの旅でも道中チラッとこの風車群を見かけることはあり、
そのたびになんだか心の奥底がブルブルしているのをなんとなく感じていたのですが
今回の旅ではっきりと確信しました。
私、風力発電の風車が大好きらしい。
理由はたくさんあります。
まずまっさきに思い浮かぶのが「エヴァ」です。
風力発電の風車と描写がとても似ているような気がしませんか?
広大な大自然の中に唯一ある無機物の異様さや不気味さが
なんだかとてもエヴァを彷彿とさせます。
そうするとエヴァを鑑賞しているときのような、不安になるけど惹きつけられる、
ドキドキするんだけどなぜか落ち着く、ような不思議な感覚が体中を走ります。
ちなみにこれは帰りの飛行機の中から撮った宗谷丘陵の風車群なんですが、
遠くから見ると大きな十字架がポツポツ立っているように見えるのも非常に魅力を感じます。
この風車群の光景を見て「きれい!」とか「素敵!」と思うよりは、
なぜか胸がすごくザワザワするというか不安な気持ちになるのです。
「エヴァを思い出す」という理由を抜きにしても、
やっぱり自然しかない光景の中に突如現れる人工物の違和感が心をザワザワさせる原因なんだろうと思います。
写真じゃ伝わらないだろうとは思いますが、
この日は台風接近に伴い、天気も薄暗い曇天で、風も非常に強く
更にこの「違和感のある空間」を引き立てていました。
誰もいない広大な平野の中でただ大きな風車群だけが音を立てて回ってる様と
たった一人で向き合うのは「恐怖」という意味では圧巻の光景でした。
旅行に行く際、なるべくなら足を運びたい三大大好きスポットが
①崖②灯台③廃墟なんですが、見事4番目の仲間入りを果たすことになりましたこの風車群。
「やりたいことリスト」にも追加しましたが
「風車群を見に行く」ことを目的にいつか遠出しようと決めました。
さて今回はこのへんで。
もう少し続きます!
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番外編:やりたいこと51個目の進捗
おこんばんは、鶏皮です。
ただいま絶賛北海道ドタバタ旅行記について書いてる真っ最中ですが、
その間にもちょっと出かけたり、50リストを少し変更したりしたので
今日は箸休めにそのことについて書こうと思います。
50リスト内容を少し変更しました!
婚活が嫌になり「とりあえずやりたいことやるぞ!!」と今年2月に立ち上げたリスト。
この7ヶ月の間、色々とやってきた中で「これもやりたい」あるいは「これやっぱやりたくないな」という変化もでてきましたのでそのへんを少し改訂しました。
一番大きく変えたことは「45.ブログ読者の方と旅行に行きたい」です。
このブログを始めた当初はもはや読者私一人なんじゃねーのくらい小さなブログでしたが
ありがたいことに少しずつ読者の方が増えて下さり、
あぁ自分の書いた記事を自分以外にも読んで下さっている方がいるんだな…と実感が持てるようにはなってきました。
他の方々のブログを読むのも好きなので読んでいると
旅行が好きな方が結構多い印象を受けまして、そんな人達と一緒に
旅行なんて行けたらめっちゃ楽しいんじゃない?なにそれやりたいと思った次第です(笑)
多分今企画しても、まだまだ私のブログに魅力が足りないので
企画としてなかなか成立しないと思っています。
なのでいつになるかはわかりませんが、「今ならイケそう!」と思ったときに企画してみたいなと思っています。1泊2日くらいで。
逆に地方に住んでいらっしゃる読者の方に旅がてら会いに行ってお茶する企画(「48.自分でなにかオフ会の企画をしたい」)も楽しそうだなとか思ってます。
やりたいことやるブログなので夢くらい勝手に語らせといてください(笑)
少しでも興味あるとかいう方いらっしゃればこっそり反応頂けると俄然やる気メーター上がるのでよろしくお願いします!
こんなこと7ヶ月前の自分じゃ想像もしてなかった企画です。
いつになるかはわからないけど絶対実現させたいですね~
やりたいこと51個目の進捗
話は変わりまして、以前少し叫んでいた(笑)やりたいこと51個目の話です。
やりたいこと51個目と称して、夏だ、サマーだ、恋してぇ!と叫んでおきながら
季節はすっかり秋でございますね・・・。
サマーはあっという間に過ぎてしまいましたが、
以前記事に書いた「ちょっと気になる人」との件、少し進展がありました!
本日、2人で秩父にお出かけしてまいりました!
パワースポットとして有名な三峯神社に行ってきました!
意を決して自分から誘って、この日を迎えることができました。
「よ、良かったら一緒に行きませんか!?」ってめっちゃドモった(笑)
このブログを始める前・始めた当初の頃の自分は
「男性から誘って欲しい」「男性がリードして欲しい」と
喪女のくせして受身全開の思考でした。
「女から誘う」なんて恥ずかしいとかみっともないくらい思っていました。
プライドだけはエベレスト級ですね(笑)
でもこのブログを始めて「やりたいことを実行するために自分で行動する」クセが身についてきたお陰で
「私がこの人と出かけたいなと思ってるんだから、自分から誘えばいいじゃない」
くらいだいぶ意識を変えることができました。
元々自分から友達を遊びに誘ったり、幹事をしたりすることが多く、
特にそれを苦とも思ってないタイプでした。
それが相手が「気になる異性」になった途端「恥ずかしい」とか「みっともない」と思ってできなくなるのもおかしな話だなということに気付けました。
お相手の方がどう思っているかはもう全く分からない未知の領域だし、
考えても答えは絶対出ないので、
遊びに行きたいなと思ったら自分から誘って、断られたらそれはそれ。
もし一緒に行ってもいいなと思ってOK貰ったら儲け!ぐらいの気持ちでいるのが一番いいなと思いました。
今回は運良くOKを貰えました。
私は今日出かけて、とても楽しかったですが
向こうがどう思ったかはもうわからないし、
「また誘っても良いですか?」と言ったらお世辞かもしれないけど「いいですよ」と言ってもらえたので
懲りずにまた時間を置いて遊びに誘ってみようと思います。
あとは野となれ山となれ!
ちなみに、三峯神社は結構山の中にあるので
また野生の鹿を見ました。
月に2回も別の場所で鹿見てるアウトドアアラサー本当面白いな!?
さすがに耐性ついたし、慣れたし、驚きもしなかったので写真すら撮ってないです(笑)
近くのビジターセンターに熊の剥製があったのでそれは激写しておきました。
ツキノワグマなのでヒグマに比べると小柄です。
触れたので触って爪の感触を確かめてみましたが
やはりどう足掻いても勝てる訳がない(確信)
ということだけはわかりました。
とりあえず三峯神社で鈴付のお守りを買いました。
願いも叶えられて、熊除けもできて一石二鳥ですね!(?)
それでは番外編でした。
次はまた北海道旅行の続きを書こうと思います!
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18.日本の端(宗谷岬)に行ってきた③
こんばんは、鶏皮です。
さぁそろそろ記憶も曖昧になってきたのでガンガン書きますよ!!
前回の続き第3弾です。
ようやく目的地であった宗谷岬のことが書けます(笑)
まずはとにもかくにもこの動画を見て頂きたい。
私はこれをやりたいがために遠路はるばる稚内までやって来たわけです。
宗谷岬自転車移動断念の後悔
9月4日。旅2日目。
竹本君に比べれば断然距離が短いですが、旅のメインである稚内~宗谷岬間の自転車移動を台風接近とヒグマへの恐怖でいとも簡単に断念し、路線バスで移動しました。
ちなみに稚内駅~宗谷岬間は約32km。自転車で行くと2~3時間ほどかかりますが、バスだと1時間もしないで到着します。
ということで、
あっという間に日本のつきあたりに着いてしまいました。
さすが路線バス…
なんの苦労もなくあっけなく着いてしまいました。なんなら移動中ちょっと寝てた(笑)
(前日のトラブル編でぐったりしてたのもあって笑)
生まれて初めて日本のてっぺんに来た最初の感想は、「感動」でも「興奮」でもなく
当初の目的を果たして、苦労して辿り着きたかった…!という「後悔」でした。
もっと心の底から地の果てを楽しみたかった、という思いでした。
「聖地巡礼」というオタク的旅の魅力
実際、原作と照らし合わせるとより竹本君が本当に
この地に降り立ったんだということが感じられてそれにはとても興奮しました。
宗谷岬の裏手にある高台にも登りました。
動画で竹本君が登っていた建物2階の展望台のような部分は、今は入れないようになっていました。
私は、好きな漫画の聖地巡礼旅というのを今までも何度かやったことがあります。
(シャーマンキング聖地を求め、島根・出雲や青森・恐山に。
おおきく振りかぶって聖地を求め、埼玉浦和近辺を回ったりなど)
旅行好きになった元々のキッカケも聖地巡礼で色々回るようになったのが大きいです。
主題歌をたくさん詰めた音楽フォルダをイヤホンから流し、
原作を開き、同じシーンを照らし合わせ、景色を見つめながら
その世界観に足の先から頭の先まで浸る。
聖地巡礼旅をしていく中でこの瞬間が最も楽しく、幸せで、充実している時間です。
その瞬間、私は間違いなく「自分が大好きで大好きでたまらない漫画の世界の中」に存在しているのです。
自分の好きなキャラクターたちが確かにここに存在していた息を感じられるのです。
(大丈夫?引いてない?笑)
当ブログを以前より読んでくださっている方には周知の事実ですが、
鶏皮は二次元の世界に行きたくて行きたくてたまらないタイプのオタクです(笑)
つくられた「世界」の中に入り込んでみたい欲を常に持っています。
空間や世界観をデザインするインスタレーションアートが好きな理由も全てここに帰属します。
聖地巡礼はその全ての欲をこれでもかという程に叶えてくれるのです。
ましてや入り込める世界が「自分の好きな漫画の世界」です。
楽しいに決まっているのです。
不完全燃焼とリベンジ
さて、ここで熱く「聖地巡礼の魅力」を語りましたが
ここまでの道中はその想いとは裏腹にのうのうと路線バスでサクッとやってきてしまった訳です。
そのとき私は「なんて自分らしい旅だ…」と思いました。
いくら天候といえど、当初の最大の目的だった自転車移動をあっさり捨て、簡単に行けるバスを選んだ。
それでも最終目標である宗谷岬には着けたので、前回の記事のようにいかにも頑張って辿り着いたかのようにのたまう。
根性なしで大変そうなことはすぐビビって放り投げ、
そのくせ見栄っ張りで大したことじゃないことも大きな声で言う、
自分そのもののような流れだなと無性に悔しくなりました。
せっかく遠路はるばる最果ての地に来ても、
始め素直に感動できなかったのはこの思いがあったからです。
自分が最初に夢見てたプランくらいきちんと全うする旅をやりたかった…。
移動手段が自転車かそうでないか。ハタから見たら大した問題じゃなくても、私の中ではなにかプライドのようなものが関わっていました。
そんなメンドクサイ聖地巡礼オタクが意気消沈しているところに飛び込んできたのは…
「レンタサイクル貸し出します!」の看板でした。
④へ続きます。
どうにも長くなってしまいすみません。
短めの文章の方が、こまめに書くことができて更新頻度を上げられることに気付きました(笑)
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18.日本の端(宗谷岬)に行ってきた②
こちらの記事の続きです。
その前に、北海道胆振東部地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
このあと書きますが、私は今回の旅程を9/3~5で組んでいました。
最終日は台風21号の影響で羽田へ帰ることがかなり危ぶまれまして。
5日は最悪、稚内空港に1泊。6日の振替便で帰ることも検討していましたが、
運良く5日の飛行機が飛んでくれて羽田へ帰ることができました。
その12時間後に地震が発生しました。
もし空港に泊まっていた場合、確実に地震の被害(稚内は停電だけですが)を受けていました。
道全域の停電、断水、JR運休など…実際に行ったからわかります。
とてつもなく不便で大変で不安な日々になっているかと思われます。
旅先で一度でも足を踏み入れた場所は、もう他人事の場所とは思えなくなります。
埼玉に戻って、向こうが混乱している状態をテレビで見ると、居たたまれなくなります。
一日も早い復旧、救出活動が進むことを心よりお祈り申し上げます。
それでは旅先レポートのほうに戻ろうと思います。
今回はもはや振り返ると旅の記憶の大体を占めるドタバタトラブル編です。
野生鹿がいることにより浮上するあるひとつの問題
道端に普通に鹿がゴロゴロいる状況を目の当たりにし、
都心の常識が全く通用しないことを悟った私はあるひとつの懸念を思い出しました。
こんなにナチュラルに鹿がいるなら
どんなにナチュラルにヒグマがいてもおかしくなくね?
みんな!!!!手元にある(?)「ゴールデンカムイ」を開いて!!!
いやいやいやいやいや・・・・・・え?
漫画の中の世界だと思っていたものが急に現実味を帯びてきました。
私はこの旅に出る前、職場で「北海道・稚内を一人旅すること」「自転車で宗谷岬まで向かうこと」を伝えていました。
先輩たちとは半分冗談で「熊とかにやられんなよwww」「いやまさかwww」なんて言いながらも万が一と思って一応、対ヒグマ用に防犯ブザーは持っていくつもりでした。
バッグを漁る。
・・・防犯ブザーがない。
やばい当日朝にバタバタ旅の準備したから防犯ブザー持ってくんの忘れた!!!
(旅の準備は計画的に)
そもそも稚内・宗谷地方に熊なんて出るんだろうか?
北海道と言えども広し。知床とかもっと大自然爆発なところの話なんじゃないだろうか…?
一抹の期待を胸にグーグル先生に質問をしてみる。
いやいやいやいやいや・・・・・・え?
図にある赤丸が今年5月にヒグマが目撃された地点で、
ピンクの線が翌日、宗谷岬までママチャリで行こうと思っているルートを示したものです。
車通りもある海岸沿いですが、こちとら防犯ブザーも鈴もない。
経験豊富なロードバイカーならまだしも、ただのオタクな上にママチャリ。
行きはよいよい、帰りは出没時間とも言われている17時~20時前後。
もしヒグマと遭遇したら?
そこに相成って昔、話に聞いたことがある「三毛別羆事件」と「福大ワンゲル部羆事件」を思い出しました。
「命の危険」とやらの言葉の意味を現実的に考えました。
多分遭遇しないとは思うけど、もし出会った場合どうすればいいかなんの知識もない!!
「自転車で宗谷岬に向かう」という最大の目的が揺らぎ始めました。
追い討ちをかける天候状況
明日なにで宗谷岬まで行くかは、とりあえずあとで考えようと、
その日は宿に戻り、部屋のテレビをつけました。
4日夕方~夜にかけて北海道に最強の台風接近!
暴風・高潮警報に警戒!
いやいやいやいやいや・・・・・・え?
台風が来ることは知っていました。
しかしここは天下の北海道。台風なんて滅多に来ない天下の北海道。
むしろ台風接近を警戒して、今回の旅を長崎ではなく北海道にしたくらいなんですから。
4日夕方~にかけて海沿いの道路をママチャリで走れるかどうかの問題よりも
私、埼玉に帰れるのかしら問題が浮上。
急いでANAに電話。電話電話電話。
私も大混乱でしたが、ANAも大混乱でした。全く電話に出ません。
結局この旅行3日間の間でANAと電話が繋がることはただの一度もありませんでした。
100回はかけたけど(笑)
四国や関西が大変なことになり、どんどんこちらへ向かってくる台風。
帰るべき関東から敵が接近してくるので帰路は断たれたに等しく、
また札幌や旭川の市街地ならまだしも最北の果て・稚内にいますので
陸路である新幹線に乗れる函館まで行くにも一体何時間かかるやらの状況。
鶏皮は家に帰ることを諦めました。
そもそも日本の最果ての地である宗谷岬に行き、
竹本くんが見たもの・感じたことを追随するのが今回の旅の目的。
なにひとつ果たせず誰がおめおめSAITAMAに帰るかバカタレということで、
「翌日早めに帰路を模索する」ことを捨て、宗谷岬に行くことを決意。
しかし自転車を貸してくれたホテルの人と「自転車で宗谷岬に向かうことはあまりにも危険」ということで話がまとまり、
泣く泣く宗谷岬へは路線バスで行くことになりました。
日本最強の動物ヒグマにかかればこんなアラサーあっという間に死ぬし、
25年ぶり最強クラスの台風が引き起こす高波に攫われればこんなアラサーあっという間に死にます。
私は思いました。
感じてる…
今、全身全霊をもって「北海道はでっかいどう」だということを感じている!!!!
③へ続きます。
次でやっと宗谷岬に行った話を書こうと思います(笑)
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18.日本の端(宗谷岬)に行ってきた①
おこんばんは、鶏皮です。
さて前回の記事で書きましたように、
北海道は最果ての地・稚内に行ってきました!
結論から言うと今までの旅史上最もハプニングに見舞われた旅でした!
鶏皮今回一人旅と思いきや、どうもトラブル大魔王と二人旅だったらしいです(笑)
今となっては全て良い思い出…。
それでは、早速レポート書こうと思います!
一日目・母の記憶をたどる旅
一日2便しかない飛行機で昼過ぎに稚内に到着しました。
初日は到着時間の関係上、半日しか時間もなかったので本命の宗谷岬を翌日に回し、
近場のノシャップ岬とノシャップ寒流水族館に行ってきました。
自転車で。
距離で言うと稚内駅から大体4kmほど走りました。
ホテルの人がママチャリを貸してくれました。感謝!!
元々ノシャップ寒流水族館に行くつもりはなかったのですが、
昔、母親が私と同じ20代後半独身の頃、一人旅で稚内を訪れて、この水族館に来たことがあるそうです。
(母親は当時、福岡から鈍行列車で行ったそうなので私より気合入ってる笑)
そのとき、「ここの水族館の生き物たちがみんな生き生きしてたのだけは覚えてる」という話を聞いていました。
母親が私を産む前、まだ父親とも出会う前、1人で訪れた場所に
同い年になった娘が訪れるってなんか色々感慨深いなぁと思ってやってきてみました。
こんな辺鄙なところに女1人で来るあたりしっかり血を受け継いでいますね(笑)
時が止まったような外観に、少ないお客、近くにあるのは寂れた定食屋とお土産屋だけ。
どこからともなく流れてくる一世代前の曲のオルゴールBGM、
それと対を成すように聞こえてくるカモメの鳴き声と波音、
そしてとにかく漂う哀愁。
伝わりますか!
この旅人心をくすぐるバリューセットのような雰囲気!!
くぅーーっ!!!たまらない!!!
生き物たちは本当に生き生きとしていました。
特にアザラシが可愛かった。顔がうちの猫に似てる(笑)
ウン十年前、20代後半の母親もここで同じ景色を見たのかなと思うとなんだかとても
懐かしいようなソワソワするようななんともいえない気持ちになりました。
と、思ってたら
鹿があらわれた!(ポケモン風に)
稚内は野良猫ばりに野良鹿が生息する土地だった!
え?
ちょっと待って?
え?
北海道はでっかいどうで大自然がいっぱいなことは百も承知でした。
でもこんなにも大自然なの?!
怯む鶏皮。
もちろん鹿を見たのは初めてではありません。
動物園でもあるし、奈良でも見たし、宮島でも見ました。
ですが、動物園だったら絶対に侵入しないように柵や檻があります。
奈良の鹿は人間に危害を加えないように角が切られています。
ガチもんの角がゴリゴリに生えた状態でこの至近距離。
普通にご飯食べてます。ひたすらに干し草食べてました。
すぐ目の前は水族館ですし、民家もそれなりに建ち並んでます。
ここで鶏皮は思い知りました。
「そうか…稚内って大自然レベルがこんなにも高い町なのか…!!!」と。
その後、岬をあとにして、また自転車で稚内駅(ホテル)方面へと戻ったのですが、
その道中にも本当に野良猫感覚でばんばん野生の鹿に遭遇しました。
民家の前で普通にウロウロしてたり、
海上自衛隊基地内でめちゃめちゃくつろいだりしてました。
これ動物園じゃないんだよ
普通の住宅地なんだよ
シティートーキョーの常識がここでは全く通用しないんだ…!と漠然と悟る鶏皮。
地元ではやはり糞問題や畑荒らし、自動車接触事故など問題になっているようですね。
ちなみにこの野生の鹿たちとはこの3日間を通して様々なところでばんばん遭遇しました。
人間、恐ろしいものでもう3日目くらいには慣れてなんとも感じなかったけど(笑)
ただこの鹿との出会いが、のちの旅のプランを大きく狂わせるキッカケともなりました。
その話はまた次回したいと思います。
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